県政調査の二日目は、大分県別府市と福岡県うきは市を訪れました。
別府市にある社会福祉法人『太陽の家』では、「保護より機会を」の理念のもと、障がい者が働く場所を創出してきました。
創設者の中村裕氏の情熱に共感した大企業は、太陽の家とともに子会社を設立し、敷地内にはスーパーや銀行支店も設置されています。
地域が福祉とともにあることを感じました。
また福岡県うきは市では、『うきはの宝株式会社』を訪れました。
ここでは75歳以上のばあちゃんたちが働ける会社を目指しています。
温かく、そしてどこか懐かしいばあちゃんの作った食をネットを通じて全国に届けています。
年金だけで生活するのは厳しく、あと月に2〜3万あれば全然違うのに、、という声を多く聞きます。
ばあちゃん達は収入とともに、「やりがい」を得ていました。
障がい者も高齢者も、納税者になることによって、「生きがい」を実感できるんだと、視察を通じて感じました。
神奈川県では今後、働き手不足が心配されています。
地域にはまだまだ頼れる力が眠っていることを、忘れてはならないと教えられました。