写真家・江成常夫氏と意見交換を。

3月定例会議にて、総合写真祭「フォトシティさがみはら」について扱わせていただきました。
この事業の中心となり、アドバイスをくださっているのが本市出身の写真家、江成常夫氏です。
私の議場での発言を見ていただいたとのことで、意見交換の場を設けてくださいました。

写真はいまや誰にでも身近な文化芸術であり、スマホの普及はそれを加速させています。
記録性に富み、安価で伝達性にも優れた「写真」は、様々な歴史を切り取ってきました。
「歴史は未来に対する教師」というご発言が江成氏からありましたが、旧満州国や原爆など、戦後日本の負の遺産を撮影してきた方の言葉に重みを感じました。
今のウクライナ情勢にも通じる平和への思いも、同時に感じることができました。

本市はシビックプライドのさらなる醸成を掲げておりますが、そのキーワードの一つが「文化」であると考えます。
江成氏からは美術館の建設に対する思いや、これまでの活動について述べられました。
私からはこれまで築き上げていただいた「フォトシティさがみはら」というソフト事業を市の財産として、これまで以上に広げていきたいと意見を述べさせていただきました。

写真文化に限らず、その他の文化の振興においても行政が一体となった取組みが必要です。
文化振興課のみの取組みとせず、時には文化や芸術が持つ発信力や訴求力を活用しながら、互いに高め合える関係を築くことを市に求めていきます。

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