令和6年第1回神奈川県議会が開催中です。
3月14日には予算委員会の中で、質問をさせていただきました。
(1)県営水道における火山被害対策について
(2)生物多様性の保全の推進について
(1)については、富士山が噴火した際には、溶岩流による被害が相模原市緑区を含む7市町までおよびます。
また火山灰は県西部などで30cm、その他広い範囲で10cm積もることが想定されています。
水道施設としては浄水場における対策が必要ですが、相模原市緑区には谷ヶ原浄水場があります。
火山灰から水質を改善するための薬品貯蔵設備の改修と、ろ過地等の施設の上部を覆う構造や、屋内化するなどの対策を求めました。
(2)については、県は「かながわ生物多様性計画」を改定しようとしています。
現代は、生命が誕生して以来、人間による活動の影響によって、生きものが最も速く絶滅している時代であり、生物多様性の保全への動きは、国際的かつ国家的な戦略として取り組む必要があります。
県などが行う工事も、生物多様性への配慮が必要です。
この度企業庁では、藤野地区にある沢井川余水吐トンネルに住む、コウモリの生息環境に配慮をした工事設計に変更いたします。
こうした好事例を全庁で共有し、職員一人ひとりの生物多様性への理解を深める取組を求めました。